1954-07-31 第19回国会 衆議院 労働委員会 第34号
これは戦争中は血の一滴だといつて、相当の犠牲を払つて坑口をあけた。現在でも私の方は新鉱開発に月六百万円ずつ金を注ぎ込んで掘進をしておるわけです。そういう状態でありますので、やめるにもやめられぬということになつておる。ところがやるにしても、千五、六百円の石炭に六千円も費用をかけておつたのでは、とうていできません。
これは戦争中は血の一滴だといつて、相当の犠牲を払つて坑口をあけた。現在でも私の方は新鉱開発に月六百万円ずつ金を注ぎ込んで掘進をしておるわけです。そういう状態でありますので、やめるにもやめられぬということになつておる。ところがやるにしても、千五、六百円の石炭に六千円も費用をかけておつたのでは、とうていできません。
(ロ)は坑口から入つて坑口へ出て來るまで、現在は八時間ということになつておりますが、これを國情に鑑みて、三交替で一時間を延ばす。それから(ハ)は、諸般の事情からいつて、三交替を今採ることはできない、或いはそのやまの特殊性からいつて炭層の條件とか、その他の自然的條件等から見まして尤も二交替の方が能率がいい。
勿論御指摘の石炭の問題も、坑口へ入つて坑口から出る、いわゆる拘束勞働時間が勞働基準法の指定した通りに行つて、實勞働が勞働基準法で指定の時間に達しないという場合もあり得るようです。